80c2becd.jpg

皆様こんあいば(‘◇‘)
ゆりか先生ですよっと♪
 
 
今日はディズニーなんでね、さっさと授業にいきますね。
卒業シーズンということで、今日は卒業生の皆さんにお祝いの授業にします!
 
 
 
あぁ、もうこんな時間か…。
ぼんやりと窓の外を眺めていたら空はもう、茜色に染まっていた。
もう今日が終わるんだな…。
明日は君の旅立ちの日、か…。
 
君が旅立つことを告げてから、君の優しさはいつだって寂しさが混じっている。
気付かないフリをしてたけど、今は気付かないフリをしたくない。
数えきれぬ君との想い出を今は目を閉じて浸らせてほしいんだ…。
 
夢も目標もなかった僕にできた宝物。それは君だったんだ。
自分でも笑ってしまうくらい、可笑しいくらい君が好きなんだ。
でも…
君が夢を叶えて、笑顔でいられるなら。
僕は心から手を振って明日、君を見送るよ。
 
 
下校時刻になり、いつもは君の家に行くんだけど今日はそのまま家に帰る
つもりだったのに…
『やっと帰ってきた!おかえり~!』
なんて笑いながらベランダから手招きする君につられた。
君の隣に立ち、僕たちの住んでいる小さな町の家々に灯りが点り始めるのをぼんやりと見つめてた。
もう、夜になりはじめたのか…
「ふぅ~」
と、何となくため息が出た。
『見て!飛行機雲が流れてる』
「ほんとだね。風が強いからかな?」
風のせいか、僕のため息のせいか…。
 
また2人でぼんやり外を眺めた。
君は何を思っている?
僕は君との想い出をまた想い返している。
以心伝心だとか、阿吽の呼吸だとか、そう言ってみんなにからかわれたこともあったけど、否定は出来なかったな(笑)
今、これを口にしたら君はきっと困ったように笑うだろうな。
“サヨナラ”
その一言だけ伝わらないかな。
 
君の手に置いた僕の手を握り返してくれた。
これだけのことなのに、僕は確信した。
あの時、君が言ってくれたこと。今の僕の夢。
その夢は動き出した気がした。
どんなに遠く離れてても、どんなに長い時間がかかっても、君をずっと忘れない。
吐いた息と一緒に想いが甘い夕空へととけていった。
 
一番星が瞬き始めた。
この手を伸ばして星を掴まえたら―
夜は来ない。
明日は来ない。
空が暗くなることは、君の旅立ちが近づくこと。
 
『金持ちになって帰ってくる。そしたら、2人で幸せになろう』
そう言ってくれたけど、そんなことはどうでもいい。
「行かないで」
そう言ってこの手を繋ぎ止めたいのが僕の本音。
 
でも…
やっぱり君は僕が一番大切にしている宝物。
君が笑えるためにも、笑い続けるためにも、明日は心から手を振るよ。
それが今の僕にできる唯一の君への恩返しだから。
 
さとし
かず
 
そう書かれた2人だけの秘密の場所。
そこで僕は君を待ち続ける。
何年でも、何十年でも。
君をずっと忘れない。
今日よりも綺麗な夕空をまた2人で見たいから。
 
 
 
ということで今日の授業はキャラメル・ソング風物語でしたー!
卒業して、地元を離れるっていう方もいると思いますので…。
(無理矢理)
 
そして、色なくて見づらくてごめんなさい(´;ω;`)
色ないのはどっち目線からでも楽しめるようにっていう考えです(=ω=)
 
直前でネット環境悪くなりまして…(´;ω;`)
急いで携帯からぽちぽちやっとります。
 
でも何とか間に合ってほっとしたゆりか先生でした(´∇`)